インコの方ははるかに長く我が家にいたが、飼い方が悪かったようだ。鳥小屋の掃除と餌やりはしたが、わたしは、ポッチにその最後まで愛情を持てなかった。

ラビーの空白を埋めるように、すぐパンダ模様のうさぎを飼った。名前はトヨタとした。

動物と人も相性があるのか、わたしはトヨタにも愛を感じなかった。トヨタ(うさぎ)の食べ物についても、調べるということなしで飼っていた。息子が小学二年生の時の運動会の日に、うさぎのトヨタにコロッケを与えた。

それでトヨタは死んだ。後述に、猫の死んだ日の偶然的不思議について記している。そしてこのトヨタの死んだ日は運動会という行事の日だった。わたしに印象的記憶を残す日と考える。このことは、わたしの出会った「不思議」の初めての経験だった。

コロッケを与えたことについては、この日より前にもうさぎに与えてはならないものをトヨタに与えていたかもしれない。なぜならうさぎを飼おうとしていた近所の知り合いからうさぎの餌を聞かれて初めて、わたしは、餌の知識も愛もなく、うさぎを飼ったことを反省したのだから。

今思うと、猫とか犬は食べ物が人と同じ「可能の領域」の交わりがあったので、それでわたしの単純さが犬、猫、うさぎを同じ線上に置いてしまっていたのかもしれない。トヨタには誠に申し訳ない扱いをした。

ポッチは息子の記憶では、彼が小学校高学年位までいたらしい。

次回更新は9月8日(火)、19時の予定です。

 

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