心療内科3

信頼を捨てたから ざっと話して薬だけほしかった

男性医師は 簡潔に即答する

「女のことはありえるでしょうが もうひとつのことはね」

というわけで カルテには被害妄想と書かれてるはず

めんどうだから 主張しない

「それで 今でも そうされていると感じますか」と愚問が飛ぶ

「いいえ」当人も亡くなってあり得ないだろうと視線で応える

「それは よかったですね」

「お陰様で」

「でも疲れると 一人になった時落ち込むので 薬がほしいです」

「了解しました」

何年も こんな感じでやってきたのに あるきっかけで フラッシュバックがきた

最初と同じ位 ひどくなり 詳しく話さざるを得なくなる

そして又 簡潔に即答

「要するに 結婚生活に対するトラウマですね 長くなるので 今日はこの位に」