【前回の記事を読む】就活セミナーで参加した会社から、いきなり最終面接に呼ばれた。会場に行くと、なぜか「体力測定」まで行われて…
4.社会人
1982年4月、彼は晴れて元気堂に入社し、社会人生活が始まった。配属は駅前にある店の精肉部門だった。
入社当時、新入社員は全員で1週間程度の合宿研修を行い、学生生活と社会人の切り替えを行う。研修では、ビジネスマナーや電話応対、挨拶訓練など社会人として必要な基礎的な導入研修を受けた。
一緒に入社した同期は200人以上いて、この同期メンバーがその後の人生にいろいろな関わりを持つことになった。
店舗に配属の後、各店舗での導入研修があり、部門配属となる。彼の店の精肉部門では、朝7時から夕方4時までの基本勤務で肉の製造技術を学び、挽肉から牛肉の製造までの技術を約2年かけて学ぶことになった。
生鮮食品の製造技術にはレベルがあり、良い商品化の商品は見栄えも良く早く売れる。しかし逆に、商品化の悪い商品はなかなか売れない。
販売方法は、販売計画に沿って売場作りを行い、製造計画に沿って必要数量を製造する。売れ行きにより数量を修正し、商品の回転を上げるための値下げを定期的に行っていた。また、生鮮食品を扱うため、衛生管理や品質管理、食中毒についても教育を受けた。そのため、商品を扱う際の日付管理や温度管理も重要であり、注意深く教育を受けた。
彼の店には同期入社の精肉社員は3人だった。主任の下に3人の正社員がおり、正社員7人体制の部門だった。店舗で販売する商品はハム・ウインナー以外ほぼ店内製造(インストア)で、主任の指示で作業を行っていた。