焼き立てパンとベーコンエッグ、ご主人様完食。コーヒーのおかわり、嬉しい。コーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。私はお台所で朝食を頂いた。美味しい。ワクワク、ドキドキ。これでお仕事なんて素敵。
日曜日はお掃除をしないようにと言われる。アイロンがけ、ワイシャツのボタン付けしよう。
お昼ご飯は何にしようかな。十時頃、お買い物に行ってこよう。
「ご主人様。お買い物に行ってきます」
「あっ、待って。小口現金を渡しておくよ。食費を月で十二万入れてあるので使って。昨日の買い物分も引いて」
「分かりました。領収書を取って、帳簿を月末に提出します」
帳簿付け得意。
「よろしく」
「楽しいな。いかに美味しく、安く出来るか。腕の見せ所だ」
独り言。
八百屋さん、お肉屋さん、お魚屋さん、三日分の買い物。月十二万だと、一日四千円だ。二日に一回の買い物で、七千円予備費五百円生活消耗品で算出、今日はお肉が安いので、豚肉ブロックで買って、茹でてトロトロ煮にして残りは冬瓜と煮つけ、カボチャも安いな。
煮物とスープ。わぁー楽しみ。
「きょうの買い物、消耗品を入れて六千九百円。上出来!」
毎日、毎日、本当に毎日、夢のような日々が過ぎた。ついつい踊ってしまう。ラララ~ンフフフ~ン~ンン~ン。
一日中お台所に立てる喜び、幸せ。天職とはこういう事だ。三か月がアッという間。今日は、ご主人様から正式に採用されるか答えが出る。少し心配だ。
楽しすぎて、浮かれすぎていたから大丈夫かな。
「今日はご主人様の好きな金目鯛の煮付けにしよう」
『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』の次回更新は7月20日(月)、20時の予定です。
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お手伝いの仕事を正式に採用された香子。「ご主人様と呼ばずに丈哉と…」雇い主の丈哉との距離も徐々に縮まっていき…
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42歳で離婚しバツイチに…。でも今が一番幸せ!——何歳になっても「運命の出会い」はやってくる。第二の人生、ときめき再スタート!
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