【前回記事を読む】朝、何度揺すっても起きない娘…やっと目覚めてもまともに歩けず、食事も拒否。病院では“異常なし”――原因は、毎日使う“日用品”だった…
第一章 副腎疲労とは何か
【ケース② 重度の副腎疲労】
だるさが少しずつ強くなり、お昼まで目が覚めず
ベッドから起き上がれなくなってしまった高校生のB子さん
B子さんは、大変真面目な頑張り屋さんで、もう動けないというギリギリのところまで、気力で頑張っていたのだと思います。そこで、まず食事が食べられるようになる治療を進めながら、A子さんと同じように食事療法をしっかり行ってもらい、生活環境の改善として身の回りの有害物質をできるだけ少なくしてもらいました。
その上で、体の発電システムをサポートする治療、有害物質を体内から取り除く治療を行い、少しずつ改善していきました。大学生になった今は元気になり、アルバイトもして大学生活を楽しんでいます。
副腎疲労でこんなにいろいろな症状が……
子どもは本来疲れ知らずで、いつも走り回っているものですが、副腎疲労のお子さんには次のようなさまざまな症状が起こります。
まず、疲れやすく、寝て休んでも疲れが取れず、朝起きられなくなります。「疲れた」「だるい」と頻繁に言います。無理やり親に起こしてもらって、頑張って何とか学校に行こうとするのですが、食欲がなかったり、気持ちが悪かったり、頭痛や腹痛などの症状が出てきたりします。
午前中は具合が悪くてグタグタしていることが多いのですが、お昼頃から徐々に具合が良くなってきます。しかし、ご飯を食べた後、抵抗できないほどの強い睡魔に襲われ、眠ってしまうこともあります。
ご飯に限らず、お菓子や軽食を食べた後など、どうにも耐えられない強い眠気がくるのです。そんな時は物音にも気づきません。玄関のチャイムが鳴っても、熟睡していて本人には全く聞こえず、応対できなかったりします。
眠気がいったん収まると調子が良くなり、近所の友達と遊べるくらいに元気になりますが、遊んだ後は急に疲れが出てきて、ゴロゴロしたりします。