元夫は養育費も払える状態ではありませんでした。親の反対を押し切って、駆け落ち同然のできちゃった婚をしたので、親に泣きつくこともできず、私が一家の大黒柱でした。好きなことをして働いていましたが、その目的はやはり生活費を稼ぐことにありました。
今は稼ぐための志事はほとんどしなくなりました。さすがに子どもたちが巣立ったので自分ひとりだけ食べていければいいし、何より喜んでいただく志事をすればお金は自然についてくると思えるようになったからです。
でも当時は生活費を最短で稼ぐことが第一優先でしたから、稼げそうなことは何でも必死にやりました。志事の意味なんて考えるゆとりもなかったのです。
副業のライター志事が見つかった
私は昔から文章を書くことが大好きで、仕事にならなくてもいいから(もちろん仕事にできたらもっと嬉しいですが)自分の書いた文章をみんなに読んでほしいと思って、ミニコミ(もはや死語ですね?)をひとりでやっていた時期があります。
「ちばおんなの新聞〜結(ゆい)〜」と名付けました。ネットワークという言葉を日本語にした時、どうしても相応しい言葉に出会えなかったので、優しい響きの「結」という言葉を選びました。
まだパソコンがない時代で、ワープロで打って印刷したB5原稿8ページのミニコミです。時々寄稿もありましたが、だいたいはひとりで書いていました。
4年間、毎月発行し、50号になった時、その記念に、50人の声を載せようと皆さんに原稿を依頼し、ページを増やして印刷しました。
それを機に成田ケーブルテレビから制作風景やインタビューなどの取材を受け、私の特集が放送されました。
そのケーブルテレビを見た読売新聞の空港支局長がうちにいらっしゃり「社外ライターをやりませんか?」とお声をかけて下さったのです。
新聞社は転勤が多く、特に空港支局の記者はよく入れ替わるので、空港問題以外、地域の情報はあまりわからない。
地元の話題をぜひ拾い集めて書いてくださいということでした。私にとっては願ったり叶ったり。ミニコミ紙をやった経験もあるので、地域の話題には事欠きません。
こちらで取材先を決めていいなんて、逆にやりやすいくらいです。地域でのイベント、面白い活動をしている人、みんなに紹介したい場所、素敵なお店。それこそ毎週でもネタが集められるくらい書きたい材料はたくさんありました。
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