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第2章 歴史と文化を探求するドライブ旅
英国を知るには、自らあちこちを訪ね歩いて、村や町の様子、そこに生活し集う人々の様子、イベントや祭りの様子などを現地で実際に見て感じることに勝るものはないでしょう。
百聞は一見に如かず。万巻の書籍を読んでわかったつもりになるよりは、現地の空気を吸ってこそ初めて体得する感動は他に代えがたいものがあります。
観光名所といわれるメジャーな場所を一通り見て歩いたら、現地に住んでいるからこそアクセスしやすい場所を探し出して訪ね歩くことが何より楽しく感じられます。
英国には、ナショナル・トラスト(National Trust)やナショナル・ヘリテッジ(National Heritage)という仕組みのもとで、名所旧跡、名勝、歴史的価値のある建築物やマナーハウスなどを後世にきちんと残し続けるために維持・修復・保存・整備を行い一般開放している取り組みがあります。
ナショナル・トラストは、信託を利用して「国家の利益のために歴史的名所や自然の美しい場所を取得し永久に保存する」ことを目的として保存活動をする慈善団体です。
1895年に設立され、2024年現在、500以上の歴史的家屋、庭園、広大な田園地帯の土地や海岸線などを管理して公開しています。
英国に長期間滞在する機会のある人は、このナショナル・トラストの会員になれば即日有効の優遇料金で対象施設の拝観ができ、豊富な情報を提供されるのでお勧めです。
何よりも私たちが支払う年会費が、価値ある歴史的遺産や自然の未来への存続に少なからず貢献していることを思うと道理にかなった活動であることを感じられて清々しい気分になります。年間換算で数か所訪問予定であれば、十分に元は取れる勘定です。
英国の現地の人々も多く加入していて、我々も近所のM夫妻に勧められて早速会員になりました。今ではWebサービスでスマホでも見られる充実した情報提供をしていますが、当時はそれぞれが発行するガイドブックを頼りに尋ねるべき場所の情報を拾い集めたものです。
英国に滞在する間に各地の名所旧跡、マナーハウス、庭園、豊かな自然を訪ね歩くには、クルマで回ることが効率的です。