英国の道路事情は、高速道路M、主要道路A、一般道路B、その他の道路の4区分があり、それぞれ地図で色分けされて見やすくなっています。
走行中の最高速度制限は、場所によって指定された場合はそれに従いますが、原則としてMは70マイル/h(約113km/h)、Aは60マイル/h(約97km/h)、 Bは40マイル/h(約64km/h)、その他は30マイル/h(約48km/h)以下です。
特に村や町の中心部や住宅地域、学校周辺ではより低速での走行が求められています。場所によってはバンプ(Bump)と呼ばれるかまぼこ状の突起が路面に設けられていて、強制的に大きく減速する必要に迫られる道もあります。
田舎の道を走っていると、対面通行1車線の道の場合、ところどころに通行スペース(Passing Place)が設けられており、通行スペースに早く到達しそうなクルマがそこで一時停止して相手をやり過ごすことがよくあります。狭い道は無理して走行せずに、譲り合いの精神でゆったりした気分で走らないと危険です。
自動車会社に勤務している私には、各国市場の道路事情、路面事情、交通事情、クルマ利用状況などは実態を知っていることが当然のこととして求められると自分で決め込んでいました。
業務上必要だからという受け身の理由からではなく、むしろ生来のクルマ好きであるからこそドライブをしてさまざまな路面の状況と乗り心地をタイヤ、サスペンション、車体、シート、ステアリングホイールを通して感じながら途中の景色や村や町の様子を楽しみつつ、英国製の日産プリメーラで目的地を回ることが楽しい体験となったことを嬉しく思っています。
我が家では、休日になれば原則としてどこかへ外出してあちこち見て回ることを常としていました。
たいていの場所は、ミルトン・マルソーの家から日帰りで訪ねましたが、B&B を利用した1泊、2泊、あるいは夏休みや冬休みには4泊以上の旅で英国内を走り回ったものです。
その中でも、とりわけ記憶に残っている忘れがたい場所について紹介しましょう。当時の写真や地図、パンフレット、土産物が多数残っているので、これらを見ることで27年以上も昔の記憶がすぐに呼び覚まされます。
また、現在ではインターネットの最新マップを見れば、最近の様子もわかるので、かつて訪ねた場所が現在はどのようになっているのかを知ることができて楽しいものです。
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