俳句・短歌 短歌 自由律 2020.10.10 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第11回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 血に染まる君の心のトゲ抜けば 人ギライ君のおかげで治ったわ どこをどう突いても君が離れゆく
評論 『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』 【第10回】 児井 正臣 壊滅的な被害が予想される東京直下型地震。関東大震災以降100年近く、都内では震度6弱以上の地震は発生していないが... 【前回の記事を読む】無理に人が住んでしまった?100万都市を形成するための地形的条件を満たしていない広島。洪水はある程度予想ができるので事前避難などを行うことによって少しでも被害を少なくすることはできるが、地震は突然やって来る。またその被害も、建物や設備の崩壊だけでなく、津波や火災など広範に及び、さらに電気・ガス・通信・交通機関などのインフラが長期に使えず、復旧にかなりの日時を要することが予想さ…
小説 『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』 【第11回】 倉田 裕美 女親には想定外だった息子の行動――親の言いつけをトリプルで反故にしてまでやりたかったこと、それは… 【前回の記事を読む】「お父さん、へたくそー」黄色と黒の野球帽に黄色いバットを握った息子と野球ごっこをすることが子供を得た夫の至福の時長男に関しては、心配させられたこともあった。彼が小学校に上がった頃、子供たちは自宅マンション一階の狭い共同スペースで近所の友達と遊ぶことが日常だった。息子には、親の目の届かないところで危ないことをしないように、身を守るためにいくつかの言いつけをしていた。「管理人室の…