一番寒い時期でも、それにベッドカバーを被るくらいで十分です。引っ越しのとき厚い着布団を持ってきましたが、不要品となってしまいました。

鉄筋コンクリートのマンションが暖かいことは、マンションに住んでいる人から聞いて知ってはいたのですが、これほど違うとは思いませんでした。かつての住居では冬季は起床時非常に寒いので、起きる2~3時間前から暖房が点くよう、就寝前にタイマーをセットしていたほどですから。

ホームの居室では、冬でも起床時、寒いと思ったことはありません。天気の悪い日は洗面室で洗濯物を干しますが、洗濯物の乾きが早いので助かっています。これらは私たちにとって大きなメリットです。

夏は暑いが、高齢者はそもそも暑さを感じない

ただ、真夏の暑さにはあまり効果はないようです。室温を見ると30度くらいになっているのでクーラーを点けますが、凄く暑いと感じて点けるわけではありません。熱中症予防のため点けているのです。昔は、夏でも真冬と変わらない服装をしている高齢者を見て驚いたものですが、私も歳とってその理由がわかってきました。

高齢者は体温調節機能が衰えて、暑さ、寒さを感じにくいからだになっていると言われています。私は戸外の寒さは感じます。暑さは感じにくくなっているのはわかります。若いときは、室温が25度を超えるとクーラー無しでは過ごせなかったのに、今や、それくらいの室温ではクーラーは不要です。

室温がもっと上がっても、高齢者はクーラーを点けると寒く感じるので、クーラーを点けたがりません。

夏季になると、就寝中にクーラーを点けていなかった高齢者が熱中症で亡くなるという惨事が頻繁に起きます。このホームでは、夏季になると、夜9時に「熱中症警戒アラートが出ています。お休みになるときは必ずクーラーを点けてください」とのアナウンスが流されます。日中にも同様のアナウンスがあります。 

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

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