50回ほど続けましたが、一度も取り上げられることがなかったので、「この新聞社とは相性が悪いのだ」と決め付け、自らの無能力は棚に上げ、やめてしまいました。

自費出版もしております。自費出版はお金さえ出せば、ほぼ誰でも出版できますので、書物としてまともに相手にされない宿命を負っています。最初に自費出版した、猫の生涯を描いた小説は、獣医学専門の出版社のお目に留まり、「自費出版と言えども侮るなかれ」というお褒め? の言葉をいただきました。

皮肉なことに、その言葉自体が、いかに自費出版が侮られているかを語ったことになります。著名な作家の本でさえ売れない時代なのに、頑固な私は自費出版をやめることができません。

せっかく老人ホームに入ったのに、趣味の会やレクリエーションや催事を楽しまないのはもったいないと思う人もいるでしょうが、人の好みは十人十色。人それぞれ好きなことをすればいいのです。私は自室で、映画を観たり、本を読んだり、原稿書きをして至福のときを得ているのです。

前の自宅にいたときは、当方にとっては用のないセールスマンがしょっちゅう玄関のベルを鳴らし、呼び出されていました。このホームでは、外来の人が勝手に居室を訪れることはできません。宅配便などの荷物もフロントからの連絡なしにくることはありません。誰にも邪魔されないで、好きなことに没頭できるのです。それがとても居心地がいいのです。