第一部 旅の準備
第1章 「旅に出る目的」を決める─「自分がなりたい姿」を見つける─
進路選択で配布される「選択肢一覧」を見てもワクワクしない。〝推し〟は自由に選ぶのに、なぜ将来の夢は「用意された選択肢」から選んでしまうのか。制約をかけているのは自分だけ。「何を目指すか」次第で何にでもなれる。
高校3年、進路を考える時期。同級生全員に配布された「進路の選択肢」を見ていても、なんだかワクワクしてこない。
「カタログの中から、人生を選べ」と言われているような気分。
とは言え、自分が将来何をしたいのかも、まだ正直分からず、「皆と同じように大学に進学して、卒業したら、先輩たちと同じように、どこかの会社に就職する」という程度のことしか考えられていなかった。
また、それ以外の選択肢があるとも、正直思っていなかった。
一方で、当時は音楽の世界ではマイケル・ジャクソンが世界中で大ヒットし、バスケットボールではLos Angeles Lakersのマジック・ジョンソンや、Chicago Bullsのマイケル・ジョーダンが大活躍する姿をテレビで見ていたこともあり、「いつかアメリカに行ってみたい」というアメリカへの憧れだけは強く持っていた。
この思いは時間が過ぎるごとに大きくなり、ついに高校卒業後の春休みに、思い切ってアメリカ一人旅行をすることを決意。
この時期は運転免許を取りに行く友達が多かったけれど、自分の頭の中では「実際にアメリカを自分の目で見てくれば、きっと何かが変わる!」ということで一杯。
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