【前回の記事を読む】高校3年、配られた「進路の選択肢」を見てもワクワクしない…免許を取りに行く友人を横目に、少年が選んだ“行動”は……
第一部 旅の準備
第1章 「旅に出る目的」を決める─「自分がなりたい姿」を見つける─
NBAスターが示した道
ついに、成田空港から人生初の海外へ。
最初の宿泊地、サンフランシスコに到着。小さなホテルの部屋でテレビをつけてみると、なんと大好きなバスケットボールをライブ中継中。日本では観ることのできなかった、大学のバスケットボールも、NBAも放送している。
アメリカのバスケットボールをライブで観るという機会は、当時の日本ではなかったので、この時点で大興奮。さらにチャンネルを変えてみると、大好きだったマジック・ジョンソンがいるロサンゼルス・レイカーズの試合もライブ放送中。こうなると、夕食のために外出することもキャンセルし、急いでホテル向かいのマクドナルドでハンバーガーを買ってきて、ホテルの部屋で観戦することに。
マジック・ジョンソンは、もちろんバスケットボール選手としてスーパースターだった。しかし、それ以上にマジック・ジョンソンには自分を引き付ける、何か特別なモノがあった。
マジック・ジョンソンは、ボールを手にすると「マジック」と呼ばれる絶妙なドリブルとパスを通じて、「チームメートにも点を取らせる」。
マジック・ジョンソンは、その徹底したチームプレーで、「周りにいる選手全員をもスター選手にしてしまう」。
マジック・ジョンソンは、自分自身の栄誉よりも、「チームとしての大きなゴール」を見ながらプレーしていた。
マジック・ジョンソンは、「チームメートとともにゴールラインを通過する」という姿勢を貫いていた。