1 プロジェクトBPR(業務改革)と ERP(企業資源統合)
会社が大きく変化しなければならない時に、全社の従業員の抜本的な意識改革を実行する手段として、BPR(業務改革)とERP(企業資源統合)の両面でのアプローチは必須です。(図表3-1参照)
基本的な考え方としては、部分最適ではなく全体最適であり、全体最適を実行するために業務・システムを抜本的に改革するものです。
全社的なプロジェクトとして立ち上げるには、本プロジェクトの事務局となる専任組織を立ち上げ、トップマネジメントによるリーダーシップは欠かせません。
特にトップマネジメントによる危機意識の全従業員への共有とその説明に「会社の現況と将来の予測」、「今後更に会社が成長・飛躍する上で、この会社はどのようになりたいか?」そして将来の成長を実現するために今、全社で抜本的な業務改革を実行しなければ生き残れないという確固たるメッセージを宣言する必要があります。
プロジェクトを実行する際には、外部からコンサルタントを起用したり、新システムを導入したりと大規模な投資・費用がかかるため、調達による更なるコスト削減は、プロジェクトを遂行する上で、とても有効な一打となります。
用語解説
1 社長直轄のコーポレート部門…権限が中央に集中化され、管理機能がより強化される組織形態。
2 事業部制・カンパニー制…権限が各社・事業部に分散されることにより、独立採算性が強くなる組織形態。
3 SCM…SCM(Supply Chain Management:サプライチェーンマネジメント)とは、社内だけではなく社外も含めた調達・生産・販売等のプロセスの最適化を行う手法。
【前回の記事を読む】1970~1990年代は車や鉄鋼、造船、化学等の調達部門が花形部署だった。現在はその様子が随分と変わり…
