第3章 調達プロジェクト

全社的な調達プロジェクトについて「BPR(業務改革)とERP(企業資源統合)プロジェクト」、「経営統合タスクフォース」、「経費削減プロジェクト」の運営方法と成果物について、具体的な事例として「効率的なプロジェクト体制とコンサルティングの有効活用」および双方に価値のある「取引先説明会の開催方法」を紹介しながら、いかに経営を巻き込んで進めていくかということを説明します。

この章では、会社において内外の大きな要因変化に伴い、全社的に取り組むべきプロジェクトの中での調達の役割についてお話しします。

1つ目は、会社の将来の展望が不透明で不安な時に、全従業員に生き残りをかけて抜本的な業務改革を求める際に使われる手法としてBPR(業務改革)ERP(企業資源統合)について説明します。

BPR(Business Process Reengineering:業務改革)とは、全社レベルで業務プロセス全体を抜本的に見直すことにより、業務フローや組織構造・情報システムを再構築する、業務改革の手法のことです。

そしてERP(Enterprise Resource Planning:企業資源統合)とは、企業の持つ資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を1か所に集めて管理し、有効活用するという考え方、またはそれを実現するためのシステムのことです。

2つ目は、会社同士が合併・統合する際に、両社が経営統合した後に少しでも早く統合シナジーを創出すべき調達の「経営統合タスクフォース」のあり方、進め方について説明します。

そして最後に、全社の売上において経費の占める比率が高い、無駄で不明な支出が多い等の課題がある会社においていかに経費全般を抑制し、最適化するかという課題解決に向けての全社経費削減プロジェクトについて説明します。