自分の高校生の時も、ただ訳もわからず、国語の古文の助動詞の「き」の活用の「せまるきししかまる」とか、倫理社会の昔の哲学者の名前と代表著作などを暗記したけれど、それは今でもかすかながら覚えている。

記憶力にはまあ自信があって、まず書いて覚えること、当時旺文社のラジオ受験講座で「鉛筆は知っていた!」とよくいう先生がいて、それはその時から名言だと思っていた。

受験勉強も医師の国家試験も、覚える事はたくさんあるので、頭の中に架空の引き出しを作って、これは、あと3カ月覚えておく事、とかこれは1年の引き出しとか意識的に作っていたなあ。

物理や数学の問題がわからない時は、鉛筆を動かしているうちに、答えが出てくる、というのが確かにあったね。

ただ大学受験は2年浪人で大学生活は1年留年だからね、自分は特別頭の良かった学生ではなかったのかもしれない。同じ事を何回も書いているけど、数学なら、単に問題を解いていくんだ、何も考えなくて良いよ。

倫理社会だって、今は全然わからないけど、将来「あーっ、この事を言っていたんだ」と驚くかもしれないから、ちょっと敬意を持ってなるべく覚えておこう。

哲学者の考えを二、三行でまとめる教科書というのも、とても雑な事だけれど、それだけ人類の歴史に偉人は多くいたわけで、それはしようがない事なんだ。

自分には全く興味がない分野でも、それを生業にしている人が少なからずいるって事を認識できるだけで、ヒトの多様性もわかるし素晴らしいことだ。

ずっと成長を続けていくためには、自分とは別の所で、なにか素晴らしいものや夢があるはずだ、と思う事だね。

「自分の環境とは別の場所や時代の中で良いものはある」と成長期に思える事はとても大切だ。実は最近年を取ってきて、そういう事が結構多いんだ。

僕は何でも積極的に受け入れるわけでもないけど、拒絶もしない、と言うことをずっとやってきたような気がする。

 

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