他にも、妻のような食生活が及ぼすリスクはあります。後ほど詳述しますが、酸性食品である肉類及び甘菓子類の摂り過ぎは血液を酸性に傾かせるのではないだろうかと考えています。

少し専門的な話になりますが、赤血球表面や血管表面は負に帯電されているため、赤血球は血管の中をスムースに流れています。しかし、血液が酸性に傾きますと、水素イオン(H+)を介して赤血球同士が結合するため血流が悪化すると考えられます。

毛細血管の太さは5〜20μm(マイクロメートル=1ミリの1000分の1)と微小で、血管の総延長は10万km(地球を二回り半)を超え、長さの約90%以上を占めている細い血管は多くのものが7μm前後といわれています。

赤血球の直径は8μmほどですので、結合しますと折りたたむことができなくなり、毛細血管に入れず血流が滞ります。従って栄養素や酸素の補給が十分に行われず細胞周りの環境が悪化し、細胞が飢餓状態になり劣化する結果、病気の原因になるのではないかと思っています。

身体の中でどこの部分の毛細血管が最も細くなるのかは人それぞれであると思われますので、人によっていろいろな部位に病気(最初はコリや痛み)が出現するのではないだろうかと考えています。

古代ギリシャの「医聖」と呼ばれていますヒポクラテスは、紀元前400年頃「食はクスリなり」と言われたそうですが「火食は過食に通じる」とも述べているそうです。

食べ物はクスリにもなりますが、加熱調理した料理は美味しいのでついつい食べ過ぎてしまい消化不良を来し、それが原因で何らかの病気に結び付く可能性があると警告されたものと思われます。

必要な栄養素を十分に含み完璧だといわれる食物であっても、それが完全に消化されなければ、人体に吸収されず身体の栄養にならないばかりか悪影響さえもたらす結果になると思われます。

妻が難病を発症する前にこれらの現象を知っていたならば早く対応できたのではないかと思いますので、多くの方々に理解していただければ健康管理に有効ではないかと考えています。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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