7 母のマイカー・車イス
母は立位を維持できなくなったため、自宅でも車イスを購入しました。主にデイサービスのお迎えバスを待つ間に門扉横で座って待つことができるように用意したのです。真夏の暑い日には母に帽子をかぶせ、車イスに座ってバスが来るのを待ちました。
他にも通院時や外出時に使い、やはり自分の車イスがあると何かと便利です。病院でも車イスは用意されていますが、その場所まで取りにいき、自動車に戻って母を乗せる。帰りにはその逆をやるわけです。そうすることが大変面倒なのです。
自動車はトヨタ・プリウスからコンパクトなマツダ・デミオに変えました。後部トランクに車イスを折りたたみ横にして、計ったように丁度入ったことが嬉しかったです。母は「そんなに狭い車にした」と怒っていました。私の考え方は、車は動けば何でもよいのです。外車には一切興味がありません。
私が母の背中につき、両脇を抱えれば足は出ます。リビング・廊下・母の部屋はそれほど広くなく、段差もあります。かえって邪魔になるので自宅内で車イスは使いませんでした。外で使うだけなら、タイヤを拭く手間もかかりません。
母の腕の皮膚は極端に薄く、表皮剝離を起こしているので肌にはるフィルムで対応しました。加齢に伴い皮膚細胞が減少し代謝機能・免疫細胞が衰えるため、皮膚が薄くなってしまいます。
体内の水分が減ってしまうことで皮膚が乾燥し弱まるため、はがれたり、出血したり、痛みが生じるのです。褥瘡形成の初期段階として扱われることもあります。このことが後に踵に褥瘡ができてしまう要因にもなったのでしょう。