派遣郡市医師会は横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、小田原、茅ケ崎、座間綾瀬、藤沢市、秦野伊勢原、足柄上、厚木、相模原市の12医師会で、ご協力いただいた医師は全県内にわたる。県医師会からも災害担当理事の久保田毅先生、救急医療担当の田村哲郎先生をはじめ多くの先生にご尽力いただいた。
このJMAT活動にご参加いただいた皆様の中でのコロナ感染者はゼロであった。横浜税関のご協力を仰いで希望者に対して行ったPCR検査の結果では全員が陰性であり、安堵したものである。
これをもって神奈川県医師会の災害時医療救護本部は解散となったが、コロナ対策本部を設置し、神奈川県医師会はこれを教訓として、今後起こるであろう国内でのCOVID-19の感染爆発に備えるべく、日本医師会、神奈川県との協議を通じていち早くコロナ診療体制の確立のための準備を始めることとなった。
COLUMN
ダイヤモンド・プリンセス号の帰港は国、県にとっては黒船の来航のようなものであったろう。
未知の感染症の患者が一時に多数、船に乗って横浜港に押し寄せた。しかも船は外国籍で、船の中は外国なのである。
国は上陸のための検疫を行うという名目で、検疫所を管轄する厚労省が、船内の感染症対策に介入した。
乗客乗員のPCR検査と感染者も移送のため、自衛隊医官、搬送支援の隊員の派遣が要請された。船内で陽性となった乗客は速やかに下船させ、入院させたが、その濃厚接触者、残る乗客、乗員に対する診察も必要であり、これには医師会の会員がJMAT隊員として参加したのである。身分は国の検疫所の非常勤という扱いであった。
上陸した患者の入院する病院の手配は神奈川県に依頼された。