随筆(エッセー)

一 教育哲学者や教育思想家たち母

(1)ルソーとフレーベル

ルソーが書いた恋愛小説「新エロイーズ」は、フランスのパリの貴族にも受け入れられて時代の寵児(人気作家)となりました。

ところが、その後に書いた「エミール」と「社会契約論」は、その斬新さのせいで、正当には理解されませんでした。今ではルソーの代表作と言われている、この二作品は、その当時、受け入れられずに孤独な晩年を送ることになりました。

ルソー死去後、多くの教育者や教育哲学者、さらに小説家に感動と感銘を与えた作品が「エミール」です。

ルソーの教育思想は、偉大な教育者となるペスタロッチーやフレーベルなどの教育思想や教育実践に影響を与えました。

ルソーは「子どもの発見者」と呼ばれています。

フレーベルは、世界で初めて幼稚園を設立しました。しかし、政府からキリスト教の教えに反するという誤解を受け、幼稚園禁止令が出されました。

そのため、晩年は悲痛な思いで過ごし生涯を終えることになりました。

フレーベルの死去後しばらくして、幼稚園禁止令が解かれました。

その後、幼稚園やフレーベルの教育思想は、フレーベルの弟子たちによって世界各国へ伝わっていったのです。

(2)ニコニコ倫理学

アリストテレスは、古代ギリシャの三大哲学者の一人です。ソクラテス、プラトン、アリストテレスは、歴史の本にも載るほど優れた哲学者です。

アリストテレスは「ニコマコス倫理学」において、徳や善、幸福などについて、論述しています。この書物は、弟子たちが、アリストテレスの思想をまとめたものです。

「中庸の徳」では、適度、適切、丁度良いことが善であることを述べています。食べ過ぎず、飲み過ぎず、遊び過ぎず、働き過ぎず、自然や物を使い過ぎずなど心掛けるべきことを気付かせてくれます。

「幸福」については、生き生きと活動することを幸福と考えているようです。生き生きと輝き、小さな太陽のように光り輝くような素敵な生き方、他者をも幸福にするような生き方を心掛けるようにすることを気付かせてくれます。

ニコマコスは、アリストテレスの息子の名前です。残念ながら戦死したそうです。

人生が明るく楽しく生き生きとなるように、「ニコマコス倫理学」をニコニコ倫理学として、日々実践していきたいものですね。

 

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