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『諦めないセラピスト』【セラピストK】

そして、一緒に過ごした時間に幸せを感じてもらうことは当たり前だけれど、バイバイしてからも、そのお客様から、

「生活に潤いが出た」

「仕事でイライラしていたことが、女風で満たされたことで、仕事が順調に進むようになった」

「旦那のことを許せなかったけれど、今は寛容になれる自分がいる」

サービスを受けてからのお客様からの報告が嬉しくて、個別のメッセージのやりとりやリピートしてくれるお客様との関係性もだんだんと僕の仕事へのやりがいへと導いてもらえた。

お客様の大金と大切な時間を使い、そして、大切な体を預かる仕事。

気を抜けない。とにかく、目の前のお客様に自分にできることを全力でしたい。そんな思いで女風セラピストとして経験を重ねていく毎日となった。

けれど、時にはへこむこともある。

お客様のご要望と自分の提供するサービスに誤差が生まれたとき。

それは、ご利用いただいている時間の中で感じることもある。

これは違うのか、どうしたらいい?

このお客様は何を求めている?

お客様は言葉にはしないけれど、だんだんとお客様の満足度がわかるようになってきた。ただ、一番悩むのが、一緒に過ごした時間の中では満足そうにしていたのに、実はそうではなかったとき。

男性用風俗とは違い、女性はセラピストにも気を遣ってくださる方も多い。だから、一緒にいるときには、なんだか幸せそうにしていたのに、その後、ぱたりと連絡が来なくなることもある。

これは僕にとって、一番怖くて、痛みを感じるところだった。

ご利用になるお客様は、お金に余裕のある女性もいれば、そうではない女性もいる。

だからこそ、いただいたお金を溝に捨てるようなセラピストにはなりたくない。

そのためには、どうすることがいいのだろうか。まずは、自分のテクニックや話術、相手の反応を見極める洞察力を磨くしかない。

いろいろなご要望に応えるために、講習にも参加した。プロのセラピストとして、少しでも自分に自信がもてるように。