2-2 添加剤
プラスチック製品の機能を維持したり、新たな機能を付与したりするため、様々な添加剤(機能付与型添加剤)がプラスチックに配合されるが、多くの添加剤は人体に有害である。
代表的な添加剤について述べる。
①BPA(ビスフェノール)
BPAはポリカーボネイトやエポキシ樹脂などのプラスチックの原料になる。ポリカーボネートはウォーターサーバーやウォーターボトル、皿、CDやDVDに使用される。エポキシ樹脂は缶詰めや内側のコーティングやレシートなどの感熱紙に使われている。
BPAは「内分泌攪乱物(環境ホルモン)」である点が問題である。
体内の正常なホルモンの作用を攪乱する点に問題がある。ごく少量でも肥満やがんなど様々な健康上の問題を引き起こす可能性がある。すでにほとんどの人間の体内に存在していると言われている。
②フタル酸エステル
主に、プラスチック(特に塩ビ)の軟化剤や可塑剤としてフタル酸エステルは用いられている。更に、化粧品、洗面用品、食品のパッケージやラップフィルム、おもちゃ、医療用チューブにも使われている。
フタル酸エステルはプラスチック分子に化学結合していないため、プラスチック製品から簡単に遊離して、人間の体内に取り込まれる。懸念されるのは健康への影響である。特に、フタル酸エステルに触れた母親から生まれた男児に「脱男性化」あるいは「女性化」という現象が観察されている点に問題がある。
更に、喘息、新生児の神経発達異常、不妊、肝機能障害、肥満、乳がんなどとの関連も示唆されている。
③難燃剤
プラスチックは燃え易い難点があるので、難燃剤が添加されている。汎用される難燃剤はポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)やリン酸エステマ(TDCIPP, TPHP, TBPP)で、毒性が高くなかなか分解されずに自然界にとどまる。
甲状腺機能の異常や生殖能力の低下、妊娠や発達に悪影響を及ぼす危険性も指摘されている。
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