【前回記事を読む】その投資判断、ちょっと待った! 借入金による資金調達で、「数字」を操作する会社も…高ROEでも倒産するリスクがある
第3章 タイプ別・機関投資家の思考法
財務レバレッジは倒産リスクをチェックするために見る
プロの機関投資家が独自の手法で目標株価をいくらに設定したのか、外部からはわかるはずはないので、個人投資家は、保有株式が大きく上昇し、買値から累積20%以上上昇したなら、全部もしくは半分を売るなど、ルールを決めておくとよいと思います。
後ほど触れますが、短期の投資家であるヘッジファンドは、一定の価格に上昇したところで、ショート(空売り)を仕掛けてくる場合もあります。
この場合、決算の翌日大きく上昇した株価は、翌日に前日上昇した分の半分程度下落することも少なくありません。ヘッジファンドマネージャーや経験豊富な個人のトレーダーは、株価の上昇途中での売却はせず、少し下げ始めたところで売ってきます。
最近、多くのデイトレードの本が出ていますが、そこではよくチャートの見方が書いてあります。
基本は順張りで、株価のトレンドに従うという点でどの本も見解は一致していると言ってよいでしょう。
株価上昇のトレンドに乗って「買い」、下落のトレンドに乗って「売り」です。言い換えれば、株価が上昇トレンドにあるときは、どんなに儲けていても売るべきではありません。
逆に、下落トレンドにあるときは、株価が自分のイメージよりも低い水準であっても買うべきではありません。
ヘッジファンドマネージャーは、恐らくですが、日足で売買タイミングを定め、証券会社のトレーダーが、15分足、3分足を見ながらベストの価格で売買を実行するのです。