損切りをしない銘柄選択

デイトレードをはじめとする短期売買の場合、一定のルールに基づいた利益確定や損切りが必要です。例えば、プラス10%で利益確定、マイナス5%で損切りなど、成功するための条件と言えます。

短期トレードで成功する絶対条件は損切りのテクニックを上げることです。しかし、数か月間以上保有する場合は、損切りは必ずしも効果的とは思いません。株価が下落したら、買い増す意思決定をできるような良い企業に投資すべきだと思います。

どんな企業を選ぶのかは、これまで、ロングオンリーの投資家の手法で述べてきました。注意していただきたいのは、高配当銘柄には高成長企業は少ないということです。

安定配当をポリシーに掲げたものの、業績が悪化して株価が下落したために、結果として長期にわたり、4%を超えるような配当利回りの企業は、「良い会社」ではなく、「悪い会社」です。いずれバランスシートが悪化して、減配か無配に陥るでしょう。

短期株価に強いインパクトを有する自社株買いも同様です。自社株買いや増配は、株主資本を減少させるので、ROEには上昇要因になります。

高配当銘柄は確かに一定額の配当金を毎年受け取れる点では個人投資家が好むのも理解できますが、いずれ保有株式そのものを売却することを前提に考えれば、株価上昇による利益、いわゆるキャピタルゲインが少ないわけですから、結果的に資産を増やすものにはなりません。

売らなければ損失は確定しないという意見もあるでしょう。しかし、繰り返しになりますが、株価が上昇しない企業は、業績面で問題があるわけですから、近い将来、配当を減額するリスクが高いことを認識していただきたいと思います。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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