【前回の記事を読む】駐在7カ月でタイ語を習得…その勉強方法は、現地のナイトクラブの『個人レッスン』で夜を満喫したことで…

タイのへそピッツァヌローク

そうこうしているうちに「そろそろ時間だ。ケップタンノイ(会計してくれ)」

「へい、麺とオリヤンで12バーツ(当時の円換算で200円位)」。

私はぽんと20バーツ札を渡し「釣りはいらないよ、面白い話をありがとね、ポプカンマイナ(また会おう)」とタイ式に合掌(ワイ)して外に出た。

外は既に薄明るくなっていて清浄な早朝の空気の中にかすかに饐(す)えた果物やゴミ、排ガスなどが入り混じったバンコク特有の匂いが漂い始めていた。

そろそろ黄衣に裸足の托鉢の群れが現れる時刻だった。

切符売り場に行ってみると、既に代理店の営業部長、スッチャイ氏が3人分の切符を買って待っていた。

「やあ! いつ来たの」と彼に聞かれた私はざっと今朝の事情を説明した。

「バカだねえ、いくらバンコクでも夜明けまで渋滞はないでしょう」と彼が呆れているところに本日の主役、民生局の技術主任のアピラック氏も到着。

3人はにこやかに合掌と握手を交わしホームへと向かった。