【前回の記事を読む】マコトは「真面目に議論しよや!」とクラスに呼びかけたが、全員に笑われた。先生は目線を移し、笑っている僕らを指差して…
第2章
―マコトが動いた―
先制攻撃を仕掛けたのはマコトだ。この流れにのって、『あかんたれ』を誘発させようとしているのは自明の理。
「田中せ〜んせ〜い、委員長怖いんですけど〜。後で絶対泣かされる〜、こ〜わ〜い〜」と先生に、あかんたれ顔を撃ち続けるマコト。瞬間、先生が「ほんまにお前は……、」と口を開く。
マズイ! この非常に良い流れの感じはマズイ! 『あかんたれ』街道まっしぐらのやつだ。小林、タケ、僕の意識が先生の口元に集中。時が止まる。
そして……、「ほんまに、お前は……、情けないヤッチャの〜」