06 自発的な浄霊を行うということ
神棚に向かい、あぐらをかいて楽にしていると、神能者は祝詞を上げ終わり、私の後ろに立って何やら特殊な呼吸法を始めました。
頭皮に1ミリ位のピンポイントで気持ちのいい磁力を感じました。それが頭頂部全体に少しずつ縦横に動いていくうち、腰のあたりから体の表面を何かがうごめき出します。
それはまるでラップを軽く背中に貼り付け、少しずつずり上げていくように上がり出し、肩のあたりで止まったのです。
そんなことを30分ほど続け、何体かが肩まできて止まったので、除霊できたのかどうか聞くと、微笑みながら「どうでしょう。今日は終わりです。また来て下さい」と言われました。
この神能者という人は、質問しても最低限必要な事しか言いません。
一緒に行った彼が「救えない」と言われたのを聞いたとき、それで神なのかと少々疑問を感じたのですが、私の体験はそれなりにインパクトがあったので、しばらく通ってみることにしました。
少し通っているとわかってくるのですが、体の中に隠れ潜んでいるもののうち、外れそうなものだけ表面に出て来てもらい、憑依霊の存在を本人に認識させる。
まずは自力で、つまり自分の意識を磨くことで憑依霊の居心地を悪くさせて、自発的に外れてもらいなさいということなのです。
つまり学びである心磨きが先であり、それができたぶんだけ居心地の悪くなったものは自然に離れていくわけで、人間側が学んだぶん脳を失ってしまった悪霊も間違いに気付く可能性が出てくるのです。
あからさまに助けるのではなく、最小のサポートで学びを深めることこそが、人にも悪霊にもそのすべてを取り巻く世界にとっても最善であるというわけです。
無理に何らかの力を使うと、そのぶん自分の霊体に傷となり、かえって入りやすくなってしまう。
さらに学びの前に除霊して助けてしまうと、そのぶん本人には確実に思考力がなくなり、霊能者に依存するようになるというわけです。
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