あるとき、あなたから話を聞いて心配したあなたの父親が私の父に電話して、父から「弟(私)は働きすぎで疲れが出たので、しばらく休ませるつもりだが、よく話して戻しますから心配ありません」と云われたことがあって、それをあなたの母(継母)に伝え、あなたの母は私の両親には私を会社から排除するつもりがなく、私が「非」を改めて反省すれば会社に戻されると考えて、そうあなたにアドバイスしたかもしれない。
私に「非」を反省させようとの気持ちから出たあなたの母からのアドバイスだったので、あなたは兄嫁の「あなたの主人が悪いのよ」という嘘を信じ、確信してしまった。
そして、私の「非」とは妻子に対する愛情が足りないことにあり、だから会社を「辞めた」のだと考え、子供たちを巻き込んで私に反省させようと、あの手この手で迫った。
誤解の連鎖が生じて、私は誰にどう説明したらよいのか分からなくなり、夫婦の絆は壊れ、家庭を守るあなたとの協力体制をつくれなかった。
私が会社を「逐われた」ことは家庭の経済的な破綻だから、あなたには大ショックだった。
あなたは私を会社へ復帰させるために努力したが、誤解が根本にあり、私は罠を仕掛けた者たちがあなたの誤解を利用するのではないかと心配していた。
当時、私にはこの企みの全容が見えておらず、余りに突然のことだったので、自分がどうしたいのかさえ分からなくなっていた。
なによりも私には、あなたを落ちつかせ、家族の生活安定を図るために、生活の資を稼ぐ目途を早急に立てなければならないという一家の主人の役割がのしかかっていた。