【前回記事を読む】血糖値の上昇が緩やかにする方法は食前の日光浴? ストレス軽減や肥満予防の効果も期待される健康習慣は…

自然とつながる健康アイテム
その1 日光

日光の免疫機能に対する強化作用

①ビタミンDを介した作用

自然免疫系、特に単球とマクロファージを活性化します。

②メラトニンを介した作用

サーカディアンリズムを整えます。メラトニンには抗酸化作用や抗炎症作用があり、免疫系をサポートします。

③制御性T細胞の誘導

紫外線は、皮膚の免疫を抑制する制御性T細胞(Treg)の誘導を介して、皮膚の炎症や疾患に影響を与えます。

また、紫外線によって増えた制御性T細胞は、皮膚の治癒(ちゆ)を促進する効果も持っています。適度な紫外線は、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬(かんせん)などの皮膚免疫疾患の病因となる「問題のあるT細胞」のアポトーシス(細胞の自殺)を誘導します。

自己の体成分に対する暴走を抑える制御性T細胞の働きにより、自己免疫疾患のリスクを低減する可能性があります(例:日光により多発性硬化症の発症リスクが低下します)。

④血流とリンパの流れの促進

日光を浴びると血流が良くなり、免疫細胞が全身に行き渡りやすくなります。リンパの流れも改善され、老廃物や病原体を排除しやすくなります。

⑤ストレスの軽減

日光を浴びると、セロトニン(幸福ホルモン)の分泌が増え、ストレスが軽減されます。

慢性的なストレスは免疫力を低下させるため、日光を適度に浴びて精神的な健康を保つことも免疫力向上につながります。