2 「貸借対照表」-「負債の部」・「純資産の部」の本質
「貸借対照表」における「負債の部」および「純資産の部」を分解する目的は、「資産の部」でお客様のために「立替金の支出(費用)」を把握することとは異なります。
これらを分解する主な目的は、融資者や出資者に対して資金調達の理由や必要額を明確に説明し、さらにお客様からの「立替金の回収(売上)」の状況を示して、返済が可能であることを伝え、資金繰りの協力を得るためです。
多くの人はこの視点で「負債の部」や「純資産の部」を捉えたことがないため、理解が難しいと感じる部分があります。
経営活動における資金の動きについて、お客様のための「立替金の支出(費用)」による資金の流出と、支出と回収のタイムラグを埋めるために調達した資金の返済を混同し、これを明確に分解していないために問題が生じることがあります。
供給者(設備購入先、初期費用支払先、仕入先、外注先、経費支払先、従業員など)に対する支払い、すなわちお客様のための「立替金の支出(費用)」による資金の流出です。
そして、お客様からの「立替金の回収(売上)」による資金の流入があります。
単にこの資金流出と資金流入のタイムラグを埋めるための資金繰りの結果として生じるのが「負債の部」や「純資産の部」です。
そのため、このタイムラグを埋めるために、融資者や出資者から調達し供給者に支払った「立替金の支出(費用)」は、最終的にはお客様から「立替金の回収(売上)」によって回収されるということです。
ここで重要なのは、融資者への返済は決してお客様のための「立替金の支出(費用)」ではなく、ただタイムラグを埋めるためのものであるという認識です。
このタイムラグによって発生している「負債の部」や「純資産の部」の状況を把握するためには、これらを調達先ごと、調達内容ごとに分類します。
これにより、資金の流れをより詳細に理解し、経営資源の管理や戦略的な意思決定が可能となります。
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