いまの欧米社会では、多くの国が大統領制を敷いています。大統領は議会が選ぶのでなく、国民が直接選挙で選ぶ制度となっています。
それを受け大統領制は、直接国民に語りかける政治スタイルになっており、大統領は諸々の権限を行使する治世者となっています。アメリカは大統領制の外、経済で連邦理事会(FRB)という制度を設けています。
FRBは政治から独立し、実体経済を金融と金利を絡めて独自の裁定を行っていますが、議長の権限は、日本の日銀総裁に比べると大きく強く、国民や経済界も議長採決へ期待し、依存している風潮が、それも強くあります。
欧米社会は多くの国が政治で大統領を敷き、アメリカでは経済でFRBの存在。
私はこの実体は、欧米社会がいま尚カリスマが欠かせず、カリスマ的人物を応用した社会になっている代表的な例だと、見立てています。
欧米人の思考は演繹思考となっている
欧米人は、古代ではカリスマの意味を「神の僕」「神賦の才の持ち主」と位置づけ、中世になるとカリスマを「呪術師的な才の仲介者」とし、現代では先を見通す「予知力のある人」としている事を、話しました。
私たち日本人は温暖な自然の下、米作りに精を出して皆で協力、共同する枠社会、そして絆文化を育んで生き抜いてきました。これを受け、日本人の思考は、何事も見える化、具体化する帰納思考となり、神を八百万神と位置づけ、自然や自然界の松や滝、石等を神として崇めたりもしていました。
だが、見えない創造主を神と位置づけて唯一絶対神を信奉する欧米人は、具体的な神では間尺が合わず、逆に神への有難味が薄くなるようになるものです。
これを受け欧米では暗黙知の「神の意」を人々に知らしめるカリスマ的人物が必要不可欠な社会になります。
そのカリスマの思考法は、既存の知識や具体的思考でなく、原理や本質に近い仮説を前提にして考える演繹思考となるものです。
演繹思考は、一般的、普遍的前提から出発して法則性のある答えを出す思考法とされていますが、別の言い方をすると演繹思考は「本質に近い仮説を打ち立て、仮説を現象の中に入れ込んで、方向性、法則性のある推論を出す手法」だとされています。
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