【前回の記事を読む】高校3年間でインターハイに行けなかった。最後の大会は、「失格」であっけなく終わった。翌朝、鬼コーチに呼び出され…
2章 大学時代
解放
『そろそろ出してあげようか』『もう我慢しなくていいんだよ、出てきな』
この声が聞こえたのはそれから少し経って大学に入った時。
高校でずっと陸上に夢中だった代わりにそれ以外のプライベートでは自由にできなかったのでなりたい自分には程遠かった。
髪型はスポーツ刈りから髪の毛が伸びた状態、服装も普段ジャージや練習着しか着なかったからお洒落な格好もできない、と言うより知らない。
走ってばかりだったので格闘家たちのようなデカくてカッコいい身体でもない。
自分の大学ははっきり言って頭は良くない。だから自分でも入れたのだが、それもあるせいか、いる人間もいかにも頭悪そうな奴らが多かった。
授業では英語でクラス別に分けられる。一応その中では自分は一番頭の良いクラスだった。そこで同じクラスになった人たちには恵まれて、良い人が多かった。そこで仲良くなった友達もできた。