Lisaが笑った。
「嬉しい、Marlonと一緒ね。そうだ、夏になったら一緒に植えたヒマワリの前で写真を撮ろう。それから……、もうすぐ学校の夏休みが始まるでしょ。私のクラスメイトが、家族と一緒に川の上流でキャンプをするから一緒に行こうって誘ってくれたの。Marlonも一緒に行きましょう」
「うん! 僕、昔、パパとママと一緒に行ったことがある。今度はLisaと一緒だね」
「もうすぐだね。一緒に行きたいね……」
僕はLisaが元気になるようにずっと話し掛けていた。しかし、いつの間にかLisaは寝てしまった。
「Lisa……、元気になってね。僕が傍にいると元気になるんでしょ。そうしたら、また一緒に遊ぼう、ねぇLisa。僕がついてるから、きっと元気になるよ」
僕は寝ているLisaの頭を優しく撫でた。早く元気になって、また一緒に遊べますようにと願いを込めて。
するとコンコンコン! と部屋のドアをノックする音がした。
「Lisa、大丈夫?」
祖母が心配して部屋に入ってきた。僕は慌てて祖母に向かって人差し指を口元に当て、
「シーッ! Dat、Lisaは寝たばかりなんだ」
そう言ってLisaを起こさないようにした。祖母が僕をそっと抱きしめると、笑みを浮かべたLisaの寝顔を見て肩をすくめて笑った。
「本当だ。すっかり寝ているね。Marlon、もうすぐ4時になるから帰らないと。家まで送るよ」
「でも……Lisaが一人になっちゃう。僕は心配なんだ」
祖母がクスッと笑って、
「心配ないよ。薬を飲んだから、もうすぐ元気になるさ。さあ、Maralon、Lisaにさよならしなさい」
僕は心配だったが、Lisaに向かってbye-byeと手を握った。すると寝ている筈のLisaの口元が動いた。
「……bye-bye……」
その時の僕の不思議な気持ち。
クラスの誰よりも、Lisaが好き。
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