土壌pHの適合性と失敗

無肥料栽培を実践していると、既に施してしまった肥料が気になってくる。

土壌中のpHが七付近だとわかっているが既に土の中にある苦土(くど)石灰は回収できない。何かいい方法はないかと思案していた。

そんな中、令和二年、七十一才の時に、木酢液のpHが二・八であることを知り、pHを下げることに挑戦しようと試みた。

木酢液を四倍に希釈し畑全体にジョーロで散布するという方法を採った。

二年間実施したが、土壌中のpHは是正されなかった。それどころか落葉病が発生してしまい、見事な失敗だった。

それ以前は一度も落葉病は発生したことがなかったのでショックだった。水や肥料を控え木を丈夫に育ててきたことが落葉病を遠ざけて来たという自信があったからだ。

後で知ったのだが、木酢液を土壌に散布する適正な濃度は、二百倍程度で、四倍というのは論外であった。

どういう方法で散布しようかということばかり思案して、濃度のことは全く頭になかったのだ。というより濃度は濃い方がpHが下がり易いという思い込みが心の中にあったのかもしれない。

理由はともかく、部分的に根を傷めてしまったようで、木が弱って落葉病が発生してしまったものと思われる。

 

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