「雑穀をつくって食べて生きてきた。こんなものでも食べてきた」岩手県の山間にある岩泉町に暮らした畠山トキサさん(昭和3年生まれ)はこう話してくれたことがある。雑穀はトキサさんの子供の頃や若い時の主食のご飯だった。稲作が普及するまではご飯といえば麦や雑穀の飯。特にヒエはぽろぽろとしておいしいといえなかったが、これしかなかった。けれど「雑穀をつくって食べて生きてきた」という言葉に、山の中で土地にある食…
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