二人の毎日はこんな調子(ちょうし)で、レティがヒナ鳥なら、アルフレドはまさに親(おや)鳥そのものでした。
今日もいつものように、アルフレドは食(た)べ物(もの)探しに出かけます。
「レティ、ボクは今(いま)から森(もり)の中に入(はい)って食べられる物を探してくるよ。ここで待(ま)っていてくれるかい?」
「ええ、わかったわ」
「じゃあボクは行ってくるからね」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
「うん」
そしてアルフレドは森の中へと歩いていきます。
レティはアルフレドの姿が見えなくなるまでずっと見送(みおく)っているの
でした。
アルフレドが森から帰ってくるまでは、レティは一人で退屈(たいくつ)です。
こんな時レティは、自然(しぜん)に歌を唄い始めるのでした。
レティは、いつものように美(うつく)しい声で唄います。
そうしてしばらく過ごしていると、ふいに上(うえ)のほうから花(はな)がヒラヒラと落(お)ちてきました。
(何かしら)
レティが見上(みあ)げると、小(ちい)さな鳥たちがかわいらしい花を雨(あめ)のように降(ふ)らせていたのでした。
「わあ」
鳥たちの降らせた花の雨が、レティの髪(かみ)の上にたくさん降り積(つ)もって、まるで花の冠(かんむり)のようです。
「小鳥(ことり)さん、ありがとう」
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