問題解決のためのトレーニングは「犬を変えるのではなく、犬が変わる環境を整えること」と「飼い主との関係改善を行うこと」です。

一方で、犬を迎える前から「犬の育て方」を学ぶ飼い主もいます。育て方は犬の個性や迎える環境によって違います。ネットには溢れるほどの情報がありますが、違いの理由は犬の種類よりも人が犬を飼う目的が多様化したことです。

例えば犬に洋服を着せてドッグカフェにいきたい、犬と一緒に寝たいという飼い主がいれば、犬とアウトドアを楽しみたいという飼い主もいます。番犬、お店のモデル犬、家族としてと、犬を飼う目的はさまざまに広がり、それに応じて犬の育て方もまた違ってきます。

また、飼育とは別に、トレーニングに対してはもっと価値観が分かれます。トレーニングはするのが当たり前の国もあれば、犬がかわいそうと考える人もいますが、日本は多数が後者のようです。犬を愛護はするが教育はしない飼い主が増えています。

例えば、犬にオスワリをさせるのがかわいそうだという意見もあります。価値観のひとつなので尊重はしますが、号令は犬を管理する道具のひとつです。

家庭犬として繁殖された犬なら、号令を正しく教えれば数回の繰り返しで覚えます。あとは従う必要があるかどうかを犬が決めているのですが、これは犬の服従性で左右されます。

服従性は、犬の成長と飼い主との関係性を構築する中で、自然に引き出される性質です。号令を教えなくとも適切に座ったり伏せたりする犬もいますが、犬が常に選択しなければいけない立場にあることは、一般的な犬にとっては難儀なことです。

 

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