【前回記事を読む】朝起きると息子が「このおじさん、だれ?」——父親を指さし放った言葉。少しの間会わなかっただけで…
Ⅰ 幼児のころ 1987~1990年
満3歳 「さんたさんとゆきまるだ」(ゆきだるま)
"ばか"から"ばかぁ・や・ろぉ"に
1989年(平成元年)7月27日~8月3日
27日、けいた満3歳の誕生日。
北海へそ祭り。昼は母と弟と3人でへそ綱引きを見物、夜は父とけいたがへそ踊りに参加。
けいた「おもしろかったねぇ」。
北海へそ音頭を聞き覚え、けいた「~♪」。
3人でお風呂に入ると、けいたが父の背中を洗ってくれた。
けいた「せなか♪ おっちり、おーっぱい♪ ちいんちいん♪」と鼻歌うたいながら、しかも仕上げにお湯までかけてくれて、父はほんわか……。
けいたにふとんしきの手伝いで枕を並ばせたら、2枚並べの左のふとんの左端にけいた、となりに父の枕をくっつけて置き、右のふとんの右端っこに弟の枕を置いた。
翌日、気になったか、再び枕ならべ。左のふとんの左端にけいた、その隣に弟、右ふとんの左側に父、右側に母と冷静に配置。
しかし、寝る寸前に父と弟の枕を入れ替えてしまった。
8月6日~24日
わが家では「ばあか」と言ったら、お尻を指でピンすることにしてあった。
たびたびやられてけいたは考えた。「ばぁか……でない」、父「なに、それ?」、けいた「わかった、わかった」自分で自分のお尻を軽くピタン。
弟に「おまえ~、おまえ、いったいなにしてるのさあ~」、弟をひっくり返して泣かせておいて「おいお前、だいじょうぶか! だいじょうぶかっ!」と、大きな声でわめく。
「いのちをたすけてやるからなっ!」
男3人でお風呂、父が排水口にしゃがんでおしっこしたら、けいた「ぼくも、ぼくも」と、父の前にしゃがんで父にお尻をペタンと父にくっつけてシーシー、けいたがおしりをずらしたところを見ると変な感じだったらしい。
そして、横を見ると、弟は立ったまま、お湯の入った洗い桶にシーシー、いったいお風呂をなんだと思ってるんだ! きみたち!
数日後のお風呂では、弟が初めて父の背中を洗ってくれた。
けいた「ぼくも、ぼくも」と、弟と交代して洗い始めた。と、まもなく背中が妙になまあったかい、しかし逃げるに逃げられず、最後までおしっこをかけられてしまった。
母「初体験だね」。