【前回記事を読む】毎年約1万3000人が休職する教育現場。教職員と生徒に“幸せに生きてほしい”と願った教頭の言葉
はじめに
36年間の教職生活を終え、退職を迎えた日のことです。これまで授業で使っていた資料や教育書を処分するために積み上げていたものの中から、かつての卒業文集や学級通信が見つかりました。
手に取って読んでみるとハッとさせられたことがあります。
そこには30数年前、20数年前、10数年前、そして現在、どの時期においても共通して同じ言葉が綴られていました。
その言葉は、「夢、希望、勇気」だったのです。
私が教員になった目的は「そうだ! 生徒一人ひとりが自信を持ち、夢や希望、勇気をもって強く生きてほしいという願いだったのだ」と改めて気づかされました。
そして、私の夢の実現は、まだ道半ばだったのです。
私はこれまでの人生において、何度も失敗し、挫折を経験してきました。
心が折れそうになり、人生に迷い苦しくなっていた私に、希望と勇気を与えてくれた言葉がありました。それは、中村天風さん、松下幸之助さん、稲盛和夫さんをはじめとした多くの素晴らしい先人たちの言葉です。
この言葉には、心を動かす大きな力があります。一歩前に踏み出そうとする力強い勇気が湧いてきます。明るく生きていこうという元気が出てきます。
これらの名言を紹介することで、今、人生に迷い、悩み苦しんでいる人たちに、希望や勇気を届けていきたい。
これから人生を歩んでいく若い人たちが、自分に自信をもち、夢に向かってあきらめず努力してほしい。
そして、すべての人たちの心に幸せの光が放たれ、笑顔に溢れた素晴らしい人生を歩むことができたならば、私にとってこれ以上の幸せはありません。