両親などが反対した理由は明白です。私には勉強する習慣がなく、成績も悪かったうえに、浪人して勉強をやり遂げるという熱意が感じられなかったからでしょう。
努力もしないくせにプライドだけは高く、周りの目ばかりを気にして生きていた私。
国立大学や有名私立大学出身の人がいると、何となく自分が引け目を感じ、自信をもって自分の出身大学名を言えませんでした。
「この人、あの大学出身?」と思われるのが嫌だったのです。本当は誰もそんなことを思ったりしないのに、勝手に自分で想像し、コンプレックスを抱いていました。
そうした背景の中で、当時マスコミが繰り返し報じていた「三高(高身長・高学歴・高収入)の男性がモテる」という価値観は、私の劣等感をより強く刺激しました。
私は背が低く、また全国的に知られている大学出身でもなく、おまけに収入も高くありません。要するに、「三低」であり、モテる男性の要件をすべて満たしていなかったのです。
世間の多くの女性が「身長が175cm以上で、有名大学を卒業し、年収が一千万円以上の男性」を求めている、とマスコミが煽り、テレビなどで繰り返し報道することによって、それが正しいと信じ込み、鵜呑みにしてしまったのです。
すべてを満たしていない私は「あの人は背が高くて羨ましいなあ。自分はモテない。自分はダメだ」とつい思ってしまいました。
一方、「そんなやつらに負けてたまるか」という自分もいたのです。
いずれにしても、思春期の頃は、周りのことを気にしたり、他人と比較し、傷ついてしまいがちです。そして、自分に自信がもてなくなる傾向があります。
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