この部屋を借りたい、このマンションを買いたい、自宅を売却したいといった相談を日々多くこなしています。しかし、相続不動産は異なる性質を持っています。地主様や相続税のかかる富裕層の方々が所有していることが多いため、以下のような特徴が見られます。
・土地がかなり大きい
・不整形である
・権利関係が複雑である
・一棟の建物に住宅・事務所・店舗が入り混じっている
・生産緑地や農地である
・底地や借地である
・一つの敷地に複数の建物がある
・違法建築である、または遵法性に問題がある
・接道に問題がある
・賃借人とのトラブルが多い
こうした難しい不動産を取り扱うには、深い知識と豊富な経験が必要です。複数な問題を論理的かつ感情面でも適切に整理できるかどうかで、売却金額や条件は大きく変わります。
このような状況では、不動産に精通したコンサルタントの存在が重要になります。会社の規模よりも、担当者個人の知識と経験の豊富さが鍵となります。これらの要素が、最終的な売却金額や契約条件、そしてお客様の満足度に大きく影響すると考えています。
また、不動産会社を選ぶ際のポイントとして、担当者が税理士、弁護士、不動産鑑定士、司法書士といった専門家とのネットワークを持っているかが挙げられます。
担当者一人の知識と経験には限度がありますが、専門家とのネットワークがあれば、必要に応じて専門知識を補充することができます。このような「士業ネットワーク力」は、不動産取引において大きな強みとなります。
最近では、コンピューターを活用して高度な資産分析を行う会社も増えてきました。相続不動産売却においても、こうした定量分析は必要です。大手、中小を問わず、会話や簡易なメールだけで取引を進める会社には注意が必要です。
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