【前回の記事を読む】地球はなぜ生き延びられたのか? ——人類が便利さを追う前に気付くべき宇宙からの警告とは

第5章 地球七不思議七つの奇跡

太陽の惑星、地球と月、大気、水、大地地殻、 生物、人間の不思議と奇跡

不思議4 水:

これも地球の奇跡の一つであり、渦巻きの中心で生まれ続ける水素や多くの元素、宇宙で発生する渦巻きで生まれる星々は、必ず水蒸気を創るが、その時期・量・残存・環境・歴史、及び、他の元素との影響などによって、その星の運命が決まってしまうのであろう。

少なくとも「地球の水」は勝ち、「水が地球を守った」と言っても過言ではない。太陽光熱のお蔭で、「この水こそが、地球を創り、生物を生み、人間を育てた」と言える。

今、「人間は、ゴミを出し続け、空気を、水を、海を、地球を汚し続けている」事に誰もが辛苦している事は言うまでもない事であるが、これからは人間一人一人、皆で平等に問題解決に向かって努力する必要がある。

煙突・排気口に蓋をする事ができず、飛行機・船舶・列車・自動車を止められない今、直ちに実行可能な対策は、「激増する浮遊微粒ゴミの洗浄浄化」と「赤道周辺洋上の過剰水蒸気蒸発緩和」であり、先ず、「竜巻・台風・ハリケーン・サイクロン・集中豪雨豪雪・大洪水・旱魃・山火事・海洋汚染などの気象災害の多発強大化を未然に予防・減災する」事ではないのか。

炭素、メタンなど人類が放出する多くの大気汚染物質の削減対策も必要であるが、放射能の如く、「原子・元素・分子を破壊する行為」さえ犯さなければ、この宇宙万物、元素は相互に影響し合い能力を発揮して自浄する不思議な自然力を持っている。

宇宙の果てまで探索し、眺め、原子、電子、量子を利用して電子暗号通信までできる、これだけの科学技術が進んでいるにも拘わらず、人間の怠慢で水の循環を乱し、災害を未然に防止する対策技術を見過ごしているのは人間の責任である。

「水の循環が偏重し、水蒸気が低空域で飽和停滞して熱射・気象災害の原因にならない」ように、太陽の力を借りて満遍なく高揚・拡散して成層圏を浄化し、地球を護る役目を果たせるよう、人間が対策を講じるべきである。

地球は元来、冷却期に突入も、海底火山の活発時期には海水温が異常上昇し水蒸気を過剰蒸発しても、満遍なく高揚・拡散して大気循環の円滑・平穏に役立っていた可能性も考えられる。