マイナス20度を超す寒さの中で必死に生きる動物たちの姿が心に焼き付いた。その中でもオオカミに出会った興奮は忘れられない。
イエローストーンのオオカミは人間の虐殺により一度全滅したが、1995年と1996年にカナダから連れてこられた灰色オオカミ31頭が放された。
そして最盛期には公園内で190頭まで増えたが現在は公園外にもテリトリーを作り、それを合わせると約300〜350頭が確認されている。
オオカミの再導入によってイエローストーンの生態系はまた元の自然な状態に戻ったといわれるが、オオカミの復活を一番喜んでいるのはここを訪れる世界中からの観光客である。
オオカミは公園北東部の丘陵地帯にいくつもの縄張りを作り生活している。冬期は公園内のほとんどの道路がクローズされるがこの北東部のクックシティに抜ける道路はオープンしているのでオオカミ好きな人たちには寒い冬は一番嬉しい季節でもある。
このオオカミたちのおかげでボクの旅はモンタナ州のボーズマンでレンタカーを借りて、北入り口に近いガーディナーのモーテルに泊まることが多くなった。そして欲張って、南のグランドティトンまで足を延ばす。
グランドティトンはティトン山脈を擁したロッキーの山と湖の美しい国立公園で、ここを流れるスネーク・リバー沿いの紅葉は息をのむ美しさである。そしてこの近くはムース(ヘラジカ)が一番多い生息地になっている。
果たして10月初めのこの旅、アスペンの紅葉は今が盛りでボクは長年頭の中で描いていた美しい景色に心躍らせたのだった。
そしておまけにティトン山脈をバックに紅葉の中に佇む立派な角のオスのムースを見つけたのである。メスのムースは頻繁に見かけるがこんな立派な角のオスは滅多に見かけない。昼過ぎから粘ってついに夕日が沈む時間になり、紅葉の照り返しで黄金に輝くムースを撮ることができた。
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