体が「痛いか痛くないか」は、体が「動くか動かないか」ということが重要な要因です。動かないものを無理して動かすから痛い。突然痛くなったと思いがちですが、その前に既に動きにくくなっていたり、もうすぐ痛くなる段階、時期があります。

その段階で気づき、適切な動かし方や鍛え方をできれば痛みは回避できるのです。痛いからするのでは遅いのです。痛くならないように、早くから動かす習慣を身につけて、苦痛のない毎日を送りましょう。

カラダのトリセツ ヒトの体は最高のAI(人工知能)

まずお話ししたいのは、ヒトの体は本当に精密・精巧にできており、最高のAI(人工知能)を備えていることです。わかりやすく言うと、今の新しい車と同じく、身体運動は「完全かつ高度に自動運転化」されています。

たとえば、道を歩いていても、前から来た人にはぶつからないようお互いが避けます。当たると思えば自動的に止まり、危険を回避します。

自動車が、センサーやレーダーを駆使し情報を集め、コンピューターが判断していることと同じく、それ以上にヒトは視覚・聴覚・触覚・位置覚・間合いや第六感すべての情報を瞬時に処理し、本能で(反射的に)動き危険を回避しているのです。

また、警告灯でたとえると、青信号は「問題なく」、「違和感」は黄信号で、「痛み」は赤信号です。黄色が灯れば、何か不調・不具合が発生しています。ご自身で判断できなければ、医療機関を受診されるほうが良いです。

痛みが出れば、赤信号です。体が助けを求めていると考えてください。体の声を聴いてあげてください。治療の必要があると思われます。必ず医師に相談ください。早期発見・早期治療が大切です。

 

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