2 調達の範囲
それでは次に調達の範囲(スコープ)を定義します。
本書では、直接材※、間接資材※、アウトソーシングサービス※、設備※の4 つに分類します。(図表1-2、1-3 参照)
一般的に製造業では、製品の生産原価となる直接材および生産・研究開発に必要な設備投資の比重が高くなります。
一方、サービス業では、業務委託、物流、人材派遣等のアウトソーシングサービスの比重が高くなるようです。
この様にビジネスを推進する上での調達の範囲は極めて広く、業種による特徴もあります。
昨今の傾向としては、従来は直接材の原価低減を中心に取り組んできた調達活動が、間接資材、アウトソーシングサービス、設備へと拡大してきています。
別の言い方をすれば、各部門に任せて購入していた間接資材、アウトソーシングサービス、設備についても調達の専門組織が集中して価格交渉し、ボリューム拡大によるシナジー効果を創出する取り組みが注目されています。
用語解説
直接材 … 製品の原価に算入される原料・材料・仕入品等
間接資材 … 備品・消耗品、実験機器、試薬、エネルギー関連等
アウトソーシングサービス … 業務委託、人材派遣、製造・開発委託等
設備 … 生産設備、研究・開発設備、本社・営業事務所等
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