また、麺にもグルテンフリー麺があり、ラーメン、うどん、パスタなどさまざまな種類のものが市販されています。
蕎麦なら、つなぎ粉を使わず、蕎麦粉だけで作られた十割蕎麦を食べれば、腸を刺激することも傷つけることもありません。食材の選び方を変えるだけで、ストレスの要因は減らせます。
食事は毎日のことですから、小さな積み重ねでも、後に大きな変化につながるのです。
不適切な食事が体に及ぼす影響について、さらに詳しく説明します。先述した通り、甘いものは血糖値の変動を激しくします。
甘いもので急激に血糖値が上がると血糖を下げるインスリンが過剰に分泌され、その後に低血糖を起こします。低血糖は体にとって緊急事態です。また、甘いものを摂り過ぎると、糖分がカビの餌となり、腸内細菌のバランスを悪化させてしまいます。
そうすると、コーヒーフィルターのような腸粘膜のバリア機能が壊れてザルのようになり、病原体や有害物質が体内に入り込んでしまいます。このような状態を腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)といいます。
腸は、食べ物とともに入ってくる「外部から侵入する異物」に直接触れます。そのため、腸にはさまざまな菌や毒素、異物が常に存在しています。
腸はこうした外部の「体にとって有害なもの」が腸壁を通り抜け体の内側に入り込むのを防ぎながら、有益な栄養素だけを取り込んでいます。
しかし、腸漏れ症候群を起こすと、細胞と細胞の繋(つな)ぎ目が緩み隙間ができてしまいます。
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