下図は2023年シーズンの清水投手の「ゾーン」別被打率となります。
(拠出:データで楽しむプロ野球 https://baseballdata.jp/2023/playerP/1800033_course.html)
「ゾーン」はストライクゾーンに絞って記載しています。
まず対右バッターです。
「リード」を守る場面で主に登板することもあり、アウトコースにボールを集めています。
インコースへの投球数は少ないですが、打たれていません。アウトコースは「トータル」で・257です。球種の選択も寄与していると考えられますが、低めの「ゾーン」は打たれていません。インコースへの「クロスファイヤー」球質は威力を発揮していると見受けられます。
続いて対左バッターです。
右バッターのときと同様に、アウトコースにボールを集めています。アウトコースの被打率が素晴らしく、「トータル」で・170と抑え込んでいます。
清水投手は強いボールを左バッターのアウトコースに「クロスファイヤー」の角度を付けて投げることができます。左バッターもホームベースを掠めて、外に直線的に離れていく強いボールに対応するのは困難だと言えます。