「僕は半年前から、香子さんをいつも目で追っかけていた。いつの間にか君の虜に……抱きたいとずっと思っていた。香子さん、抱いていいかい?」

なんて答えていいか分からず、ぼっ~と立っていた。

恥ずかしいけど嬉しい。

「私でいいんですか?」

「今、凄く抱きたい、君がいい! おいで」と。

手を引かれ、丈哉さんの寝室へ。ベッドに二人で横になり、丈哉さんがパジャマを脱いでいる。恥ずかしい、痛いのが怖い。

「綺麗だ」

キスをしているが、口の中に舌が入る。んっ、何! ゆっくり舌を絡ませキスしている。キスってこんなに舌を入れるのか、ゆっくり首、そして胸を揉んで、吸っている。何度も何度も、クラクラする。そして下へ。何するんだろう。

「力を抜いて、深呼吸して」

力を抜いたら丈哉さんが……。

「何をするのですか!」

「香子さんの全部を見たい。綺麗だよ」

「ええー、恥ずかしい!」と手で顔を隠した。

そしたら……。ゾクゾクする。

「う~ん。あ~」と声がでる。こんな事、そんな事、あんな事。今度は指が入ってくる。何で痛くないのだろう。どうして?

「香子!」と、言って入ってきた。痛くない! き、気持ちがいい、凄く気持ちがいい、どうしよう~。

「香子の中、気持ちいい。最高」

私の中、丈哉さんのものでいっぱい、満足感でいっぱい。

「愛している」

「私もで……す~う~」甘くて、長い夜だった。

ゆっくりベッドを出てシャワーへ。しばらくすると丈哉さんも来た。

「僕が洗ってあげるよ」

優しく洗ってもらった。

「気持ちいいです」

私も丈哉さんを洗ってあげた。

次回更新は9月9日(火)、22時の予定です。

 

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