【前回の記事を読む】おすすめは毎日の自撮り。最初の数日は自信のない身体と向き合うのが辛い。だがある日「え…何だか身体が変わっている」と…
第5章
5―1.ジムに行こう!
家トレだと、自分の体重をつかったエクササイズや、安価なチューブを使ってのエクササイズが中心となる。対して、ジムには、ダンベル、バーベル、そしてマシーンがある。選択肢は無限大だ。しかし、選択肢が多過ぎて、何を行えばいいのか迷うかもしれない。
そんな人は、この5章の「5-3.マシーンを使ってみよう!」を読んで欲しい。立つ、押す、引く、という「家トレ」の延長線上にある3つから始められる。
他にも、最近ではYouTubeにはハウツー動画が数多くある。こちらも選択肢が多くなり過ぎているが、良質なコンテンツを上げている人は必ずいる。それを選び取る目を養って欲しい。私は1日中、観ていた時期もあった。家で休んでいるときは、そういう動画を見るとモチベーションにもつながる。
私は、できるだけ早い段階で、1日でも早く、あなたに正しい筋トレの効果を実感して欲しいと思っている。そのための近道がジムなのだ。体育館のトレーニングルームやスポーツジムにはインストラクターがいることもある。1人では「このやり方、本当に正しいんだろうか」と思ってしまうが、外に出ればアドバイスを受けられる。
お金は掛かるが必要経費と言える。
指導が物足りないと思ったら、パーソナルトレーナーを探すのも手だ。教えるプロがつけば、たった数回の指導だけでも、筋トレの真の効果が実感できるはずだ。この探し方についても後述する。
少し知識をつけて集中して実践すれば、実はそんなに辛くもなく、充実感と身体の成長が実感できる。これが筋トレの真の姿だ。
スポーツジムでのトレーニング方法はこれから説明するが、大事なのはその取り組み方だ。
一般的には筋トレは、1時間以内に集中してやり切るのが効率的な方法とされる。だが私たちには時間がある。効率重視ではなく、自分が納得できるまで時間を使ってやり切ろう。後でいくらでも休むことができる生活を活かして、筋トレに全力を注ぐのだ。
ジムでの筋トレ後、家に帰って食事を摂れば、あっという間に就寝時間だ。朝のウォーキングと昼の筋トレで、もうあなたの身体は眠る準備が完璧に整いつつある。布団に入りさえすれば、いつか働かなくてはという不安など考える間もなく、あなたはすぐに眠りに落ちるだろう。
いまは、将来のことなど考えなくてよい。
筋トレだけに夢中になっていればいい。やり過ぎなほど夢中になる! 一心不乱に筋トレしよう。あなたが飽きっぽい性格でも、一時的にでも一つの趣味に集中することはできるはずだ。
今から筋トレを趣味にして、それに夢中になって取り組もう。
それは恥ずかしいことではない。ジムへ行けば、同じような人々とたくさん出会うことができるのだ。