【前回の記事を読む】朝食の時のコーヒーと夕食のワインだけは意気投合 人はこれを「幸せな人生」って言うのかも知れない

カウンセラー

私にとっては先生から学んだ「心の解放や心に掛けているバンドを外して、自由に生きる」という言葉は、後の私の生き方に大きく影響している。

私は古い考えの祖父母のいる家庭に育ち、判断基準がほぼ常識や慣習の中で躾られてきたと思う。

私自身、若い20代の頃に何回か、訳の分からない鬱にかかり通院をしたことがあった。悲しみのドン底に落ちて行く自分が、何故こんなに悲しいのか苦しいのか分からずにいた。

病院にも行った。神経内科の医師は私に脳の図を見せながら「ここが敏感になってくると、人より過剰に色んなことを感じてしまう……。体質もありますね」というようなことを言い、良く眠れるという薬を処方してくれた。

もしあの時に私の心に寄り添って、本当の苦しみを共感してくれるカウンセラーに出会えていたら。私の悲しみや絶望感を受け止めてくれるカウンセラーが身近にいてくれたら。私はもっと早くエネルギーが湧き、立ち直ることができたのではないかと思った。

先生の臨床カウンセリングで学んだことの中で、心に響いたのは「人は何かに囚われていて、抜け出すことができない」。そんな時は同じことを何回も何十回も何百回も、繰り返し傾聴してもらうことが必要である。

カウンセリングの度に共感をしてもらい、心の奥の叫びを吐き出していくことで、心が軽くなるものである。その結果、エネルギーで心が満たされ、一人で歩き出す勇気さえも湧いてくるということだった。

私はできることなら、そんな人に寄り添える、愛のあるカウンセラーになりたいと思っていた。8期生の研究生としてレポートも提出し、何単位か修得もしたが、カウンセラーになる事はできなかった……。

しかし何と! 私はダイアナのプロポーションカウンセラーと言う資格を習得して30年。70代の今も現役でほぼ毎日カウンセリングをしている。

大好きなこの仕事の根底には、偶然見つけた「子供の心が見えますか」の講座で出会ったM先生の教えがある。「私の一生の師」であるM先生の一言一言は、私の心の中の灯台として、輝き続けている。

 

この思い

心にギュウギュウに詰まっているこの思い

吐き出せないもどかしさ私は心を軽くしたいのに

この思いの言葉が見つからない

 

あなたは自由

人生に正解なんてないのです

自分の心があなたにとっての正解なのです

あなたの人生はあなたが主役

誰もあなたの心をジャッジすることなんかできないのです

あなたは自由

あなたの舞台は主役のあなたが決めるあなたは自由